白磁涼やか曲線の美 砥部の河端さん100点展示
愛媛県新居浜市出身の陶芸家河端一海さん(65)=一海窯、砥部町総津=の個展が同市一宮町1丁目のギャラリー木星舎で開かれており、白磁の花瓶や食器など約100点を展示している。23日まで。
河端さんは1988年に砥部町に窯を開き、陶石の自然な色合いを生かした製法を独学で確立。無地の器にくしとへらで動植物の模様などを彫り込んだ繊細な作風で、これまでに愛媛陶芸展最優秀賞や日本工芸会四国展奨励賞などを受賞している。
会場には1年以内に制作した新作の中から、花が開いたような形の滑らかな曲線の花瓶や、ひねったような形が特徴的なカップ、使いやすい皿や茶わんなどを展示している。入場無料。午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。